...with max respect for maestro Jens Johansson.
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■Interview with Jens Johansson May 2001




パートはキーボードでしたよね?

「その通り!」

あなたから見て、ギターが基本になっているヘヴィメタルバンドでのキーボードの役割とはどのようなものですか?

「80年代はほとんどのバンドがギターだけを土台にしていたけど、最近のバンドはキーボードを含むものが多いよね。NightwishやSonata Arcticaとかね。メロディックパワーメタルのバンドもそういうことをするようになってきた。これはメタルの変革のひとつだと思うよ。最近ではキーボーディストがいるデスメタルバンドもいるし。すごく変わったよね?」

そうですね、キーボードがメロディラインを増やしてくれますよね。

「そうそう。ハーモニーのようなものが少し彩りを豊かにしてくれる。とは言っても、ヘヴィメタルでは普通ギターとドラムがサウンドを支配するんだ。」

70年代からずっとそうだと思うんですよ。というのも80年代に多くのヘヴィメタルバンドが曲を大仰にする目的でキーボードを使っていましたし。ソロプレイのための楽器としてではなく。Deep Purple以降ずっとこんな感じですよね?

「その通りだね。もちろんそういうものもたくさん見てきたけど、80年代において僕がやっていたこと・・・ソロプレイをしていたのは僕だけだったと思う。あの頃他にそういうことをやっていたキーボードプレイヤーは1人も居なかったと思うよ。でも90年代には再び状況は良くなり始めたんだ。1991年にはDream Theaterとか、キーボードソロのようなことをやるバンドが出てきたからね。良いことだと思うよ。」

私が良くないことだと思うのは、あまりにも多くのバンドDream Theaterのマネをして、自分は何も作ろうとしないことなんです。

「それはDream Theaterにとって良くない、ということかい?そういうバンドはただDream Theaterが好きなんだと思う。何時だってそんなもんだよ。僕だってそういう流行は好きじゃないけど、基本的に彼らには好きな事をやる自由があるし、僕にはそれを聴かない自由があると思う。当然あまり良いことではないけど、それらの中にはMeshuggahのような全く新しいことをやっている優れたバンドもいるんだ。」

Dream Theaterとはどういう関係なのですか?以前あなたが加入するのではないかというニュースがありましたが。

「ああ、でも少々複雑な状況だったんだよ。
僕が加入するつもりだったのは間違いないけど、より多くの人の中から選びたいという理由で彼らは翻意したんだ。そのとき僕は「そんな事は気にしない」と答えたけどね。1994年頃かな。随分前の話だよ。そういうシンプルなストーリーなんだ。本当に馬鹿げた、おかしなシチュエーションだと思ったよ。あれはちょうどKevin Mooreが辞めた時だったから、バンド内での人間関係があまり上手く行ってなくて、彼らはどうしたら良いか分からなかったんだと思う。彼らにとっても変な状況でね。バンドのオリジナルメンバーの一人がやったのは、ツアーの直前にバンドを辞めるということだった。相当プレッシャーがあったんじゃないかな。でもその後、いずれにせよ本当に良いプレイヤーが入ったね。Dream Theaterはいつも良いキーボーディストがいるバンドだから、いろいろ起こったけど、あれで良かったんじゃないかと思う。」


誰の影響を受けてロックキーボーディストになったのですか?

「まずはJon Lordで、次はDon Aireyがいた頃のRainbowとかを聴いていたよ。優れたソロプレイヤーだね。それからEddie Jobsonを好んで聴いていたよ。昔は大ファンでね。彼はUKというバンドでプレイしていたんだ。」

彼のRoxy MusicやJethro Tullでのプレイはどうですか?

「Roxy MusicやJethro Tullではそれほど大きな役割は果たしてなかったように思うんだけどね。彼も素晴らしい曲を書くし、またやるべきことをやるためにUKというロックシーンに帰って来たのだと思うよ。」

UKといえば・・・あなたはAllan Holdsworthとプレイしましたが、どういう経緯でそうなったのですか?

「これが長い話でね。僕達は(UK?の)ギグでAllanに会い、終わった後で話をしたんだ。で、もちろんいつものように何年もの間何も起こらなかったけど、最後には僕とAndersが一緒に曲を作り、Allanがどう思うかを確かめるためにそれらの曲を彼に送ったんだ。そして彼は喜んでプレイすると言ってくれたよ。まあ、いつもそんな感じだよ。電話をかけたり、(直接)話をしたり・・・」

Alex Masiは私に「Allanは天才だ」と言っていましたが、あなたもそう思いますか?

「そうだね。彼は天才だと思うよ。彼と一緒に仕事ができたのは、非常に光栄なことだったよ。あれは最高だったね。とても謙虚な人で、非常に熟練したギタリストだよ。」

あなたはRainbowの曲をたくさんプレイしましたが、Don AireyとTony Carey、Dave Rosenthalのうち誰のパートに一番興味を持ちましたか?

「Rainbowの歴代プレイヤーの中でもDon Aireyがずっと一番好きだったよ。大好きなプレイヤーなんだ。音色の選択や全体の雰囲気がいいね。」

それは彼がどちらかと言うとロックに近いアプローチをするからかも知れませんね。

「そうかも知れないね。Tony Careyはポップ寄りだし、Rosenthalはクラシックの影響が強いからロックがどういうものかというところには疎いと思うし。やっぱり三人の中でDonが一番好きだね。」

クラシックのトレーニング・・・現在はもうなさってないそうですが・・についてお訊きするつもりはありませんが、クラシックの表現技法がどのようにハードロックの中に生かされていると思いますか?

「70年代にハードロックを聴いて育ったからだと思う。またあの頃は色々な試みがあったしね。多くのバンドがクラシックとロックを混ぜたり、ロック+フュージョン、ジャズ+ロック+フュージョン+フォークといったものにトライしていたよ。あの頃そういった音楽は商業的な成功とかには全く無関係だったから本当に素晴らしかったんだ。そして中にはRitchie Blackmoreのようにこういった音楽にさらにバロックやクラシックを取り入れ、それをバンドで形にするような人もいた。Deep Purpleはヨーロッパの人々に大きな影響を与えたんだ。」

ではクラシックの影響は受け続けるべきだと思いますか?それともミュージシャンはより多くの・・(例えば)フォークとかワールドミュージック等に挑戦するべきだと思いますか?

「僕はクラシックの影響を受けたロック、例えばRainbowのようなものを聴いて育ったから、そういうことをするのは難しいんだよ。歳をとったから脳ミソも柔らかくないしね。でも、多くのバンドがそういう音楽をやっている。例えば、フィンランドのバンドで北欧フォークをプレイしているバンドは一杯いるよ。特にフォークはメタルと余り相性が良くないんだ。2つを融合させるのは本当に難しいんだけど、この2,3年、若くて才能のあるミュージシャンがそういうことをやっているんだ。もし可能なら、自分でそれを考えてみることにするよ。」

どうしてロックシーンに北欧がこれほど浸透したのだと思いますか?

「それを説明するのは難しいけど、北欧のお国柄が原因かも知れない。ああいった小さい国々だと、バンドがそういうことをやるバンドはひとつで十分なんだ。ひとつのバンドがやって見せると、その後他の人たちも「これはモノになりそうだ」とその気になって練習したりギグをしたりするようだ。フィンランドではいつもそんな感じだよ。他のバンドが似たようなことをやっているのを見れば分かるようにね。単に彼らが人の真似をしていた、というのが理由なのかも知れない。小さな国にいることと、パイオニアであるミュージシャンがそこで生まれたことが重なってそうなったんだ。ABBAが出て来て以来、今まで多くのミュージシャンを輩出している。というのも、70年代や80年代の若者たちが世界でも通用する可能性があるということに気がついたからで、その結果、Roxette等その他多くのバンドが生まれたんだと思う。」

北欧について話を続けましょう。Yngwie Malmsteenは・・・彼とプレイするのはどうでしたか?

「楽しかったよ。僕達は若かったし、(一緒にプレイするのは)エキサイティングだったね。もちろん厄介なこともあったよ。金のこととかね。でも全体的に見て、とても満足しているし、誇りにも思う。良い経験だったし、質の高い曲も多かったからね。」

(Yngwieは)性格的に強いエゴとかそういったものがあったと言う人も多いのですが・・・

「そういうことが問題になった事は無かったよ。それよりも金銭面がごちゃごちゃになっていたこととかが問題だったよ。彼は在籍したどのバンドとも金銭面でずっともめていたよ。基本的に金の管理は彼がしていたからね。金のことで彼と話し合おうとした人もいたよ。金ではなく精神面での彼のエゴを問題だと思ったことは無かった。音楽面では彼の方向性の選択に、僕はいつも敬意を払っていたよ。音楽面でもめたことは一度もなかったから、結局最後には金の問題に行き着くんだよ。彼は新バンドの5人のメンバーのうち3人を失ってしまった。Jorn Lande、John MacalusoとMats Olausson(※この時点ではまだ辞めていません)の3人は僕が知るところでは、同じ理由で辞めたそうだね。」

ではまだ(バンドの実体は)Rising Forceなのですか?それともMalmsteenただ一人と彼を補佐するプレイヤーで成り立っているのですか?

「分からないけど、その間である事には間違いないね。彼が今までやってきた事については、その目的を達成するという面において非常に良くやっているよ。ただ、多くの人がシンガーも目当てに見に来ているとすれば、いつもいつもバンドのシンガーを(新しいシンガーに)変えていることはあまり利口な方法ではないことに気づかなければならない。金のことだけではなく、そういうことも考慮すべきなんじゃないかな。」

今までのRising Forceのシンガーで、誰が一番優れていると思いますか?

「う〜ん・・・難しい質問だね。Jeff SotoかJoe Lynn Turnerかな。彼らは自分の個性をしっかり持っているからね。」

人間的には誰ですか?

「Jeff Sotoだね。全員がとてもハッピーなバンドに居るのはあれが初めてだったみたいだし、あのバンドには良い思い出が一杯あるから。」

少し話題がずれますが・・・ あなたがYngwieのバンドに居たときのことかどうか分かりませんが、どういう経緯でJethro TullのBarriemore Barlowがバンドに加入したのですか?

「彼はあの頃バンドのマネージャーだったんだよ。Jethro Tullのメンバーと同じ街の出身で、86年頃だったかな、一週間くらいJethro Tullでキーボードを弾いていたこともあった。彼はツアーマネージングとかもやっていたから、それで彼を加入させたんだよ。そういう風にBarrimoreを見つけたんだ。」

あるインタビューであなたはMalmsteenにUli Jon Rothの存在を教えてもらったと言ってましたが、どういう意味だったのですか?

「名前は知っていたんだけど、Yngwieがアルバムを全部持っていたから、座ってそれを聴いているうちに影響を受けたんだと思う。彼がアルバムを全部持っていたから、僕達はヒマなときにそれを時々聴いていた・・・それが重要なところで・・・ ただそういう事実があったことを言いたかったんだ。」

Ritchie Blackmoreとはどうやって知り合ったのですか?

「あるローディーを通じて、スタジオに入る前に僕に連絡を取ってきたのは彼の方だったんだよ。こんな感じで実現したと思う。」

Blackmore's Nightは以前の彼のスタイルとは全然違いますが、このような変化についてどう思いますか?

「そういったことがいつも彼を幸せにしているんだ。僕はあの音楽が好きだよ。メタルでないメロディックメタルみたいな感じのね。彼は70年代や80年代にクラシックやバロックに影響を受けた音楽をやっていた頃に探していたものを見つけられたことにとても満足している。で、彼は今幸せなんだ。重要なのは、自分が満足できる音楽を作ることだよ。彼がロックアルバムを作る場合に比べてセールスは落ちるけど、そんなことをしても彼はハッピーにはなれないだろうね。」

あなたはDeep Purpleのトリビュートアルバムの全曲に参加しましたが、
ギタリストとシンガーが来る前にベーシックトラックは作り終えていたのですか?それとも全員と作業を進めたのですか?

「いや、ドラムとギター、ベース、オルガンのパートを2,3日で仕上げて、それから他のギタリストのプレイを録る、という風な作業だったよ。」

あのアルバム中で一番好きな曲はどれですか?Deep Purpleの曲そのものではなく、プレイとか解釈とかそういった観点から、という意味なんですが。

「そうだなぁ・・・どんな曲だったか忘れたけど、Paul Gilbertがプレイしている曲(”Maybe I'm a leo”)だね。あれが一番好きだな。」

レコーディングの際、シンガー全員とは顔を合わせましたか?

「いやいや、さっき言ったように初めに4人で作ったトラックをそれぞれのシンガーの所に送ったんだよ。同じスタジオで仕事をしたわけじゃないよ。」

あなたのドリームバンドとは、どういったメンバーですか?是非一緒にプレイしてみたいミュージシャンは誰ですか?

「え〜と・・・Uli Jon Rothがギターで、Symphony XのRussel Allenがシンガー・・・僕の好きなTerry Bozzioがドラム。ベースはMarcel Jacobかな。これがドリームチームだよ。キーボードは誰になるか分からないね。もしそれが僕じゃなくてもOKだよ。(笑)」

Ginger Bakerはどうですか?

「彼をロックバンドには入れないでおくよ。以前に彼と一緒に仕事をしてみて、彼は仲間になれない人だということが分かっているからね。彼はいつも仕事に関して文句を言っているような感じだったし。彼がこのようなバンドでプレイする気があるとしても、バンドに対してはほとんど貢献できないだろうと思う。」

Cream、Blind FaithやBaker-Gurvitz Armyのファンだったことはありますか?それとも、ブルースはあなたの好みじゃないのですか?

「その通り、あまり好きじゃないんだ。思うに(ブルースを好きになるには)僕が少し若すぎたんじゃないかと。73年、74年、75年ころのものしか聴いてないから、僕はDeep Purpleのファンだったんだ。」

Bakerとはどこで会ったのですか?

「Jonas Hellborgと一緒にいた時だよ。彼はJonasの友人だからね。」

あなたはRonnie James Dioとも仕事をしましたが、Ronnieが他のプレイヤーが出す一音一音にまで口出ししようしたというのは本当ですか?

「そのまんまその通りとは言わないよ、少しはそういうこともあったけど。僕は別にそれでも構わないね。そういうことに関しては彼を信頼しているから、全然問題ないよ。」

彼と作業をしているときに、彼がキーボードが前面に出てくる部分を取り除いてしまったように見えましたか?

「ある意味では、彼の後の作品にもそれと同じ事が言えるんじゃないかな。彼はもう少し異なった・・・ギターが土台になっているサウンドを探していたんだよ。」

最新作の”Magica”はお聴きになりましたか?

「うん。」

キーボードが以前のようなサウンドに戻ったことについてどう思いますか?

「僕は良いアルバムだと思う。ほら、僕は彼がどういうサウンドに挑戦しているのか、また何を探しているのかということがはっきりと分かっているから、彼のやっていること全てを支持するよ。」

Rick Wakemanのように生ピアノでアルバムを作ってみたいという思いはありますか?

「前にそれっぽいことをやったと思う。残念ながらWakemanにそんなに影響を受けたわけではなかったんだけどね。」

ソロ名義やAndersとのプロジェクト作品はどういった方法で完成させているのですか?

「基本的に、予め書いておいたマテリアルを持ち出す、という方法だね。今までの曲はこのように作られたんだ。これ以上有効な方法は無いよ。」

でもバンドという環境にいるときよりも、作曲やプロデュースに多く関与できることは楽しいのでは?

「例えばあるバンド、特にStratovariusのようなバンドではTimo Tolkkiが多くの曲を書いている。それは彼がバンドにとって何が相応しいかを、また何をすべきかを良く理解しているからなんだ。といっても実際にはバンドに合ったスタイルで曲を書くのは何にせよ難しいものだけどね。だから僕は他の人に「もっとたくさんStratovariusに曲を提供するのは簡単だ」なんて絶対に言わないよ。プロデュースについても彼は良く理解していて、方法を・・・サウンドの作り方やその他の事をしっかりと把握しているから、彼を100%信頼しているんだ。それとは別に他の作品は単にStratovariusの枠外のことをやる機会なんだ。そういう作品はStratovarius風なサウンドにする必要はないし・・・曲のタイプとかソロに関わる部分についてはね。」

Stratovariusが小休止することになったら、何をするつもりですか?

「Andersとまたプロジェクトをしようと思っているんだ。1ヵ月でレコーディングを終わらせて、それがリリースされたら休暇をとることにするよ。今度はJoe Lynn Turnerに歌ってもらおうと考えているから、彼に2・3曲参加できるかどうか訊いておかないとね。」

あなたが5年間Stratovariusでプレイしているのを見ると、他のプロジェクト等に比べてStratovariusに魅力を感じているようですね。

「ああ、君の言うとおりかも知れないね。ロードでも全員が仲良くやっているときは楽しいよね。それはドラッグや不必要な人間がいないという環境のおかげなんだ。今まで参加してきた他のものより全然有意義だよ。すぐに思い出せる限りではね。今では争いごとや、物が壊れたとか、ツアー中の事故や酒に溺れる、といったことに全く関わらずに済んでいるよ。そういうところが大好きなんだ。」

インタビュー原文
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