...with max respect for maestro Jens Johansson.
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■STRATOVARIUS Interview with Jens Johansson Mar. 2003




リリースされた”Intermission”についてあなたにインタビューできるのはとても嬉しいです。メンバー全員がCDのライナーに何か書いていますが、あなたのものが最も興味深くてあなたの人柄が出ていると思いました。例えばTolkkiが空港に迎えに来たエピソードや、アルバムを作る話とか・・・

「実際には皆ちょっと不満があったんだよ。「1人1ページなんて少ないよ、2ページ要るところなのに」みたいな。」

あなたはニューヨークに、フィンランド人メンバーはフィンランドに、Jorgはドイツに住んでいますが、実際一年のうちどのくらい一緒にプレイするのですか?

「まあ、それはどういう年なのかによるけど、ここ5年は年間6・7ヵ月一緒にいるよ。」

ではあなたはフィンランドにも住まいがあるのですか?

「いや、ロードに出ていることが多いからね。でも2002年なんかは、ニューアルバムのために3ヵ月くらいフィンランドにいたな。かなり時間がかかっちゃったけど。次のツアーは3月20日に始まるから、7日に向こうに行くことになっている。」

ツアーの話が出ましたが、アメリカで今起こっていることは注目に値すると思うんです。ヨーロッパのパワーメタルの人気が上がってきているんですよ。AtlantaではProg Powerフェスティバルが開催されて、出演したどのバンドもそれまでアメリカに来たことが無かったんですよ。チケットも売り切れたそうです。

「そうらしいね。」

彼らは以前なら、余程運が良いか、資金に余裕があるという状態でも無い限り渡米できない存在でした。

「今でもアメリカのマーケットは厳しいよ。僕たちは今でも(アメリカ遠征の)手前で足踏みしている状態なんだ。今年(2003年)のProg Powerは9月だけど、バンドが未だに大赤字を覚悟してアメリカに行くというのはちょっと問題だね。仮にチケットを一枚80ドルで全部捌いたとしても、バンドにはほとんど利益が残らないんだよ。今年はそれ以上に少々厄介な問題も出てきそうなんだ。というのは去年、きちんと就労ビザが発給されなかったから、観光客扱いで入国してギグをこなしたなんていうバンドもあったからね。言うなればレーダーで監視されているようなものだよ。もう簡単なことじゃなくなったんだと思う。9/11のテロがあったから、そういうことをしようとするバンドがいれば国境で止められて追い返されるかも知れないね。」

するとあなたのアメリカでの生活はどういう感じなのですか?市民権を取得しているのですか?それともアメリカ人女性と結婚しているのですか?

「アメリカ人の女性と結婚したんだ。」

結婚してからどれくらいになりますか?

「まだ2年だけど、ニューヨークには10年住んでいるんだ。」

その前の生活はどうでしたか?

「いろんなバンドを通じてワークビザを手に入れていたんだ。」

奥様とはどうやって知り合ったのですか?

「彼女は以前レコード会社で働いていたんだ。」

これまでにヒット曲を生み出してきましたが、今までに曲を書いている段階で「これはヒットする」と確信したことはありますか?

「ないね。」

どういう感じなのですか?いつも反響に驚いているということですか?

「そうだね。どんなバンドに訊いても「良く分からなかったから僕達はこれを何かのシングルのB面に入れたんだ」といった答えが返ってくると思う。僕は何度もこういう答えを聞いたから。数多くのThe Beatlesソングの歴史を見ても、同じ事が分かるだろうね。きっと君は知らないだろうけど。壁に向かってクソを投げてみれば、何がこびりつくのかが分かる、ということだよ。」

ニューアルバムに収録されている、あなたが書いた曲の中に”Fantasia”というものがありますが、その歌詞に次のようなくだりがあります。”imagine a world with no wars and no arms; imagine a world with no religion and no god.”と。戦争や兵器というものは、宗教と同じくらい邪悪なものだと思いますか?

「Tolkkiは宗教というものが戦争と同じくらい多くの問題を起こす、と考えていたんだと思う。Tolkkiは宗教そのものを嫌っているのではなく、それがもたらす暴力に反対しているのだと思うよ。例えば飛行機に乗って高層ビルに突っ込むような愚かな行為とかね。時々北アイルランドとかでも同じとんでもない宗教が今でも揉め事を起こしているんだ。ある宗派に執着するといったことに関して・・・少なくともそういう一般的な意味では、Tolkkiはそれほど宗教的な人間ではないことは分かっているよ。見方によっては、彼は熱心な信者だと自負し、毎日教会に通っている人達よりも宗教的な人間だとも思うし。Tolkkiはこういう人達よりも多くの敬意を仲間や自然に対して払っているように思うんだ。」

飛行機がビルに激突したとき、あなたはその近くにいたのですか?

「ああ、あのときはここ(ニューヨーク)にいたからね。」

どういう体験をしましたか?

「もちろん恐ろしかったよ。最初の飛行機が僕のマンションの上を通り過ぎて行ったんだ。僕はマンハッタンに住んでいるから、そこからは9キロほど離れている。僕はちょうどヨーロッパから帰ってきたところでね。目が覚めて、「一体あれは何なんだ?」と思った。僕のマンションの80メートルぐらい上を飛んでいったんだ。「くそ、うるせえなぁ」、と思って僕はまた眠りについたけどね。それから30分経って電話がかかってきて、「TVを見ろ!」と言われた。そんな感じで事故を知ったんだ。凄く気味が悪かったよ。通りはすっからかんで、土埃をかぶった人達が完全に放心状態でうろうろしていた。数週間変な臭いがしていたよ。恐ろしい事件だった。」

それはどんな臭いだったのですか?

「プラスチックとかが焦げたような・・・ちょっと表現しづらいな。古いラジオとかの電化製品が燃えているような感じだったかな。」

”Fantasia”の話に戻りましょう。ニューアルバムでは新しい試みをしているように思えます。これまでにないメロディパターンやベースパート、キーボードサウンドのことです。アコーディオンもプレイしてますよね。

「そうだね、あれは実際にオーケストラと一緒に本物のアコーディオンをプレイしたんだ。僕達はどんなにコストがかかってもそうする、という気持ちだった。僕達はサウンドエフェクトを探しているときには、それに要する費用や時間に糸目を付けたりはしないんだ。あのオーケストラには、相場の給料で雇った総勢170人くらいのプレーヤーが参加したんだよ。すごく大掛かりなプロジェクトだったね。」

ライヴで”Fantasia”はプレイされるのでしょうか?

「唯一方法があるとすれば、サンプリングを使ってステージ上で再現する、という形だね。全曲そんな感じだけどね。通常のキーボードのパートを倍にすることも出来るけど、本物のオーケストラが出す音には敵わない。こういうことをやろうとすればその部分を諦めざるを得ないんだ。オーケストラをロードに連れて行くわけにも行かないし。」

曲そのものは長くなってきているように思います。

「そうだね、前よりも長くてスローだと思う。」

今後Stratovariusはこの方向に進化していくのでしょうか?

「それは分からないよ。まあ、次のアルバムもこういうタイプのものになるだろうけど・・・それ以降はわからないね。」

ある意味では私はあなたの仕事にとても満足しています。というのもあなたが多くのリフを有効に再利用しているからなんですよ。

「ああ・・あるテンポにおいては、僕達ができることはそんなに多くないんだ。それぞれが異なったリフと言えるかも知れないけど、それでも別の曲に似た様にも聴こえるよね。」

ちょっと興味深いですよね。Stratovariusは私の好きなバンドのひとつですが、あなたにお話ししておきたいことがあるんです。前のアルバムに”Phoenix”という曲があります。昨年私は酷いうつを患いましたが、なんとかそれを克服しました。この曲はその際本当に私の支えになってくれたのです。ですから私はあなたに感謝しているんです。

「それは良かったよ、ありがとう!」

でも、さっき私が言っていたようにStratovariusが好きな理由のひとつは、あなたがこのような3・4タイプの曲を書き続けていることなんです。私はそういう曲が好きなんですよ。ですから、そうである限り私は作品に満足するだろうと思います。

「そうするともちろん以前のアルバムにもまだ魅力を感じられるわけだよね。」

ええ、その通りですね。とは言っても、ニューアルバムでは以前のStratovariusの路線を踏襲しながらも、新しいものを取り入れていますね。

「テンポが下がれば、空いた空間に対して出来ることが増えるけど、逆にテンポが上がれば、そういう隙間が小さいから音を詰め込めないんだ。過剰に建て込めようとすれば、却ってゴチャゴチャした印象のものになってしまう。Rhapsodyはかなり速いテンポの曲を書くけど、余りに多くのことを詰め込んでいるから聞いていて何が起こっているか分からないことが時々あるんだ。Rhapsodyはこの”Elements”のようなアルバムを作ろうとしているんだけど、同時にハイテンポを保っている。僕の意見では、そういう手法で上手く機能させるのは凄く困難だと思うよ。テンポを上げるのなら音の密度を下げるか、反対に下げるのならその分空いたスペースで何かをする、という2つにひとつしか無いんだ。でも、僕達の曲の核にあたる部分はこれからも変わらないだろうね。さっき君が言ったように、どの曲にも見られるようなポジティヴな歌詞とメロディックなコードのことだよ。そういうものは耳に馴染みが良いんだ。」

Kotipeltoはシンガーとして成長しているのでしょうか?彼は常にその前よりも良くなっているように聴こえますが。

「彼は今でも前と同じシンガーだと思うよ。今は新しい技術を学んでいるけどね。ニューアルバムに関してこれまでと違うと思う点は、僕達は最初に「いかなる妥協もしない」と決めたことだ。」

それ以前は妥協していたのですか?

「無意識にそうしていたかも知れない。その前の5年間は酷いレコード契約に縛られていたんだ。僕達メンバー全員はそれから開放されたがっていたよ。その契約から逃れるために、約5年間で5枚のアルバムを作ったというわけ。」

・・で”Eternity”のリリースでその契約が終了したと?

「その通りで、”Infinite”は新しい契約下での最初のアルバムなんだ。それでも相変わらず一定の期間内に仕上げなきゃいけなかったけどね。今回については僕達は休暇を取ったんだ。最初に僕達は(合理的な、という範囲内で)完璧なものに仕上げるための時間や費用に上限を設定しないことにした。Kotipeltoはこのプロセスを見て「ドラムトラックに1ヵ月かけられるのなら、僕も好きなだけ時間をかけることができるのに違いない」と思ったようだ。文字通り彼はそうしたんだけどね。もし彼が自分のパートに満足していなかったら、僕達は必要とあらばリリースを1年遅らせていただろう。彼は以前よりもリラックスしていたのかもね。それは人間的にも、シンガーとしても大きな助けになるんだ。」

Nuclear BlastアメリカのJill Farthingによると、現在KotipeltoはElements Pt.2のヴォーカルパートに取り掛かっているようですが。

「そうだよ。」

では既に”Elements Pt.2”の作業に入っているということですか?

「ヴォーカルパートとミキシング以外は終わっているんだ。」

何枚のアルバムがリリースされる予定なんですか?

「”Elements”を2つだよ。つまり、一枚出してからもうひとつを出すんだ。」

それは来年にリリースされるということですか?

「今年の後半か来年の初めになる予定だよ。」

また以前のキツいペースに戻ったという訳ですか?

「う〜ん・・僕は25曲入りの1アルバムだと考えているんだけどなぁ。」

なんだかBathoryのニューアルバムのようですね。”Nordland I”のことですが。”Nordland II”は恐らく”Elements Pt.2”と同時期にリリースされる予定だと思います。

「ああ、コンセプトは同じなのかもね。」

(笑)そういう風には見えないんですけど・・

「当り前だけど、少し退屈なものになるだろうね。ドラムも同じ感じで、コンセプトの大半も同じで、オーケストラも同じものを使うことになる。でもその反面大幅に時間を節約できるんだ。残りひとつの選択肢とは、2枚組とかの形で2枚同時にリリースすることだったんだ。」

おそらくレコードショップはあまり良い顔をしないでしょうね。

「絶対にね!(笑)それで僕はそういう事情を理解するようにもなってきたんだ。Pt.2を作るのにはアルバムを丸々1枚作るほど費用はかからなかったよ。1+2で1.5枚分というところかな。次のアルバムには本当に良い曲があるんだ。僕は1よりも2のほうが好みなのかも知れないね。」

さっきサンプリングの話が出ましたが、ずっとあなたにお聞きしたかったことがあるんです。以前のアルバムの曲中で、全部のパートがプレイをストップした後にTolkkiが物凄い速さでギターを弾き出すという箇所があるのですが、その後ろでキーボードがディレイがかかったようなプレイをしているんです。しかもギターと完全に一致していて・・

「たぶんユニゾンのことだね。あれはそんなに難しいことではないよ。」

なぜこのようなことをお聞きしているのかというと、私の友人がTolkkiは何らかのサンプリングをギターで操作していると思っているみたいなんです。あのように呼吸をピッタリ合わせてプレイするのは相当難しいことですし。

「ああ、2人が同時にプレイするという形でやっていたなら大変だっただろうね。Tolkkiのほうが先にギターを録るという方法を取ったんだよ。で、それを良く聴いてから上手く行くまでそれに合わせてプレイするんだ。かなり骨の折れる工程だよね。速いプレイでもテンポにピタリと嵌るものであれば、ライヴでも再現することは可能だよ。逆にTolkkiが気ままなことをして、僕もそういうことをすればライヴではプレイできなくなってしまう。良く分析し、座ってプレイしなければダメなんだ。」

それをライヴでやって見せるのはどの位難しいものなんですか?

「場合によるね。スタジオだと簡単なんだ。Yngwieのバンドにいた頃はそういうことを良くやっていたからね。ライヴでは少々雑になることもあったな。Yngwieは興奮するせいでプレイが速くなっていたのかもしれない。だから不可能というわけではないんだ。」

Yngwieとのプレイについて話すのにうんざりしているかも知れませんが、あの頃を振り返ってみてくれませんか?

「そうだね・・・楽しかったよ。」

Yngwieという名前はスウェーデンでは良くある名前なのですか?

「いや、全然。今時Yngwieという名前の人は普通80歳くらいの老人だよ。」

あの”Papillon”で歌っている女性が好きなんですが、彼女は誰なんですか?

「実はあれは少年なんだよ。」

そうなんですか!私は好きなんですよ。曲名を間違えて発音している部分以外は、ですが。

「ああ、そうだね。でも彼はまだ9歳だからしょうがないよ。フィンランドの音楽教育制度はすごく整っているから、才能のある子供を見つけることができるんだ。彼らにはキャンディをあげれば、”組合が定めた額を払わなくてもいい”。まあ、彼らは十分なギャラを手に入れていると思うよ。当然彼らの両親が関与してくるのは避けられないけどね。フィンランドでは子供が働くことに関して法律がすごく厳しいから、「ここまで! この子を2時間以上働かせることはできませんよ。」とか言う、時計を持った組合の代表がいるんだ。」

ヨーロッパのパワーメタルは、心地良さと、コーラスに彩られたヴォーカルを備えていますが、これほどヨーロッパで支持されているのに、アメリカであまり高く評価されていないのは何故だと思いますか?

「アメリカでは、大きな会社と競争するのが極めて困難なことが問題の一因だと思う。アメリカのマーケットはヨーロッパより閉鎖的なようだし・・・特に90年代の初めには、申し合わせたかのように”古きを廃し、新しいものを取り入れる”といった方針を採るレーベルがいくつかあったと思う。Motley Crueといった古株は全てその計画から外されたんだ。「もう奴らはお荷物だから、グランジに力を入れよう」といった感じでね。トップ連中がそういうことを決めていたようだった。しかしヨーロッパのようなことにはならなかったね。物事が彼らの望む形でしか進むことを許されなかったからなんだ。未だにここ(アメリカ)が他者を受け入れないところは理解に苦しむよ。」

Metalfestとかのフェスティバルに行って、出演者リストをご覧になれば分かると思いますが、ほとんどがデスメタルのバンドで、ブラックメタルバンドが少々といったところなんです。

「アンダーグランド色が強いんだね。」

ええ、もう最低ですよ。あなたがあのフェスティバルを見に行ったことがあるかどうか分かりませんが・・・

「ないよ。」

酷いものですよ。どなたにもお勧めできませんね。サウンドも最悪で、何をプレイしているか分からないと思いますよ。

「(やれやれといったリアクションをとる)」

ええ、ブラストビートつきのノイズみたいなもんですよ。

「確かに。」

残念ながらWacken2002フェスティバルには少々がっかりしたんです。バスドラの音が大きすぎて他に何も聴こえませんでしたよ。メタルは大好きですが、あのときのような方法には違和感を覚えます。

「どういったバンドがプレイしてたの?」

Angraです。私はあのバンドのファンですが、何が起こっていたのか分かりませんでした。終始飛行機が発進するような音がしてましたから。

「うわ・・」

Stratovariusが2000年のWakcenフェスでプレイしたのは見ました。素晴らしかったです。あれが私のStratovarius初体験だったんですよ。

「僕達のサウンドエンジニアは優秀だったからね。今でもそのエンジニアと仕事をしているんだ。僕達は彼に満足感を与えなければならない。もし彼がギャラを増やして欲しいと言えば、僕達は受け入れるよ。ロードに出る際には、そういうことがもっとも重要なんだ。変かも知れないけど、それ(相応な報酬を支払っていること)が彼らを信頼する拠りどころになるんだ。自分の楽器を他の誰かに託しているのと同じ事だからね。」

私がWackenでStratovariusを観たときは、Kotipeltoが手に火傷を負いました。まるでHetfieldのような事故でした。

「ああ、そうだったね・・・」

あれは最高のショウでしたよ。あのフェスティバルでのあなたの存在感は抜群だったのを覚えています。あの後私は「早速このバンドをチェックしなければ」と思ったんです。この辺でメタルバンドでキーボードをプレイするという話題については終わりにさせていただきます。キーボーディストはメタル界で最も敬意を払われていない人々だと思いますし。

「そういう状況は変わりつつあると思うけどね。」

そうですか? というのもHMアルバムのレビューはいつも「ラウド過ぎる」とか「酷いサウンドだ」みたいなことを書くじゃないですか。

「そういう時代は終わったんじゃないかな。僕が'83年にこの仕事を始めたときは大変だったよ。僕やその他、例えばDream Theater、Queensryche、Type O Negativeのようなバンドが必死に頑張った甲斐があって、そういう汚名もだんだん無くなり始めたんだ。それも95年頃には元の状態に戻っていた。僕がStratovariusに加入したときの状況は酷いものだったよ。今ではもはやそういう悪いシチュエーションは存在しなくなったけどね。」

ピアノを始めた頃に「僕はメタルバンドをやりたい」と思いましたか? ピアノをプレイする人のほとんどはメタルを視野に入れていないというイメージがあるもので。

「ちょっと込み入った話になってきたね。子供の頃は良くDeep Purpleを聴いていて、彼らと・・・そしてRainbowにはキーボーディストがいた。1980年あたりを過ぎると、「ギターと攻撃的な歌詞しかないようなサウンドだ」といったような差別的な批判が出始めた。そのときに問題が起こり出したんだ。それは僕がミュージシャンになった頃でもあってから、僕も色々と厄介な目に遭った。そういう時代を耐え忍び、現在ではNightwishのような、キーボーディストが率いるようなバンドが現れた。これは本当に驚きだね。」

図々しくStratovariusのマネをしているバンドを目にすると、それについてどう思いますか?

「まあ、僕達に対する敬意の表れと考える人もいるだろうね。そういうのは好きだよ。何か新しいものに変化していくこともあるからね。Stratovariusにしても、おそらく他のバンドのマネをたくさんしただろうし・・・誰もが他の誰かに影響を受けているんだ。僕の大好きなバンドの2・3つは、曲のあちこちでマネっぽいことをやりながらも、そういった曲を新しいものに変化させていたりするしね。他人のマネをしているバンドを見て腹を立てる人もいると思うけど、僕にとっては”共存共栄”的なことのように思えるんだ。Nightwishを引き合いに出してみると、彼らは最初はStratovariusを手本として僕らのマネをしようとしたみたいだけど、今では彼らは完全に独自のスタイルを作り上げたようだね。Sonata Arcticaも良いと思う。僕らには無い若さや将来性といったものを彼らは持っているよね。」

何時Stratovariusはアメリカに来てくれますか?

「もしかすると秋に行けるかも知れないな。今渡米の話が出ているところなんだ。まあ、どれくらいの人が僕達の曲をダウンロードしているかによるよ。僕はこれについての統計を作っている最中なんだ。ツアーをすれば普通は赤字が出るんだよ。単にレコードのセールスを伸ばすためのものだからね。名前は言わないでおくけど、何十億の人がケーブルモデムが行き渡った中心地区で、CDを買わずに狂ったように音楽を違法ダウンロードしている国があるんだ。”U”で始まって”S、A”で終わる名前の国だよ。ひょっとしたら僕達はもうあの国に労力を費やすのを止めるかも知れないね。」

インタビュー原文
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