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■Interview with Michael Pinella (Symphony X) Nov. 2004




"Enter By The Twelfth Gate"にはあなた独自のスタイルが反映されているように思います。ありきたりのキーボードアルバムとは違いますよね。

「ありがとう。」

ええ、実に際立ってますよ。

「僕はソロアルバムをバンドのような音にしたくなかったんだ。」

例えばSymphony Xのような?

「そうだね。それとは裏腹に、最初はソロアルバム用に曲を作っているつもりじゃなかったんだ。だから曲そのものはずっと存在していたんだよ。何年も前からね。」

ではずっとアイディアを書き溜めていたということですね

「ああ、常にバンド用に曲やアイディアを考えているんだ。多くの曲は君が言ったようにSymphony Xっぽく聴こえない、というのも(Symphony Xには)ふさわしい曲じゃなかったからなんだけどね。」

今回は誰が参加しているのですか?

「全部僕がやった。」

ドラムパートもですか?

「そうだよ。けど、打ち込みじゃなくて、ドラムの音をサンプリングしてそれをキーボードでプレイしたんだ。一つ一つの鍵に違う音をインプットする、という方法でね。」

すごく手間がかかりそうですが?

「信じられないかも知れないけど、”時間を食う”なんて生易しいものじゃなかったよ。でもこの方法だと曲に”生身の音”という感覚を与えてくれるんだ。打ち込みを使うのは嫌なんだよ。余りにも”機械”な音がするからさ。」

Symphony XとMichael Pinellaのソロ用の曲を分別する基準は何ですか?

「結論から言えば、他のメンバーが同意すれば採用されることになる。僕とRomeoが曲を書く場合、僕達が使うマテリアルの15分おきに3時間分のアイディアがボツになるんだけど、それは曲の出来が悪いのではなく、単に”合わない”というだけなんだ。ネオクラシカル風じゃないものやバロック調ではないものもたくさんあるけど、本質的にはクラシカル路線だね。」

バロックの時代とは違いますよね?

「うん、それよりも後の時代だね。僕が影響を受けたものを包含しているのは1600年以降だよ。」

どのようなアーティストに影響を受けたのですか?

「僕の持っているCDに目を通せば、バッハやモーツァルトがELPやDio、Zeppelinと肩を並べているのが分かるよ。幅広いジャンルに亘っているんだ。」

キーボード単体とバンド全体の音のどちらからより多くの影響を受けましたか?

「バンド全体の音だね。Deep Purpleとかの。」

そうですね、Jon LordのハモンドB3なんか最高ですよね。

「同感だよ。それとDio。あんまりキーボードの音がないんだけどね。ちらほらという感じでさ。」

Claude SchnellはRonnieやVivian Campbellよりもスポットライトを浴びることが少なかったですし。

「そう、全くその通り。」

今回のソロアルバムに影響を与えたものは何ですか? 実際に”12番目の門”というものがあるのでしょうか?

「僕はタイトルや歌詞を考えるのは得意じゃないから、そういったものは最後に考えるんだ。曲を作るにあたって、事前にコンセプトのようなものを考える必要がある。僕の頭に浮かんだのは、(12というのは)不吉な13以前の最後のチャンス、というものだったんだ。」

それは面白い話ですね。12という数字が適当に選ばれたものなのか、それとも何か意味があるのかが気になっていたもので。楽曲は何年もかけて作ったのですか? それともある日突然思いついたのですか?

「随分時間がかかったね。最も古い曲はピアノ・コンチェルトで、バレエ用に書いたものなんだ。一度も使われたことは無かったんだけどね。」

バレエですか?それにはどういった経緯があるのですか?

「とある凄腕ギタリストからある日突然電話がかかって来てんだ。彼とは10年ぶりくらいに話をしたんだけど、そのとき彼はバレエ用の曲を書いているということで、僕に”何か書いてくれる気はないか?”と訊いて来たんだ。どんなものだったかは思い出せないけど、昆虫に関するものだったんじゃないかな。」

昆虫に関するバレエ、ですか?

「実際にはアリなんだけどね。途中でダメになっちゃったから、実現はしなかったよ。」

世界中が”アリのバレエ”の死を悲しく思うでしょうね。

「(笑)そうだね。」

“Moroccan Lullaby”のアウトロで聴こえてくるのはタブラの音ですか?プログレ・メタル系のインスト・アルバムでタブラの音はあまり聴きませんが。

「ああ、あれはタブラだよ。僕はあの音が大好きなんだ。」

インド音楽も好きなんですか?

「それほど好きなわけじゃないけど、ワールドミュージックは良く聴くよ。すごく高い価値があると思う。」

Symphony Xもそのような音楽に影響を受けているのでしょうか?

「そうだね。東洋の音楽を取り入れることは、可能性の面で新しい境地を開いてくれるんだ。」

メタルバンドにおいてキーボーディストがギタリストと比較されることは滅多にありませんよね。Jodan Rudess、Vitalij KuprijやJens Johanssonなどの一握りの例を除いては、キーボーディストはあまり重視されていないように思えます。Michael RomeoやJohn Petrucciに比べて、ご自分が見落とされているようには思いませんか?

「ああ、その通りだと思うよ。」

歯痒いのでは?

「うん。ギタリストやヴォーカリストのほうが注目されがちだからね。」

そのあたりはどのように割り切っているのですか?

「あまり気にしてないんだよ。僕は心が広い人だからね。(笑)(Jens)Johanssonもそうなんだ。僕はそういう労力を作曲に費やすことにしている。」

他のキーボーディストとあなたのプレイの違いは何だと思いますか?多くのプレイヤーがギタリストとのユニゾンやハモりといったことをやりますが、あなたは自分の感性から生まれたものならとにかく何でもやってみるのでしょうか?

「うぅん・・良い質問だね。生で人前でプレイすることについて、どうして大多数のキーボーディストは片方の手でしかプレイしないのかが疑問でね。僕は両手を使っている。ただキーボードでソロを弾くんじゃなくて、ピアノのように弾くのが好きなんだ。」

あなたのスタイルがトラディショナル寄りなのはそういう理由からなんですね?

「そうだね。」

ところであなたはSymphony Xだけで生計を立てているのですか?それとも他の人達と同じように働いて給料をもらっているのでしょうか?

「New BrunswickにあるGuitar Centarで働いているんだ。時々ね。僕には家族がいるから、養っていかなくてはならないんだよ。」

お子さんはいらっしゃいますか?

「ああ、3歳と5歳、それに7歳の子がいるよ。」

よく作曲やツアーの時間を作れますよね? 驚きました。Symphony Xの話に戻りましょう。新しい曲はどういう感じのものになるのでしょうか?

「僕達はいつも以前とは違うことにチャレンジするんだ。いつもの要素に加えてエッジの効いたSymphony Xサウンドになるだろうね。」

ニューアルバムはいつ頃リリースされるのでしょうか? ”The Odyssey”のアグレッシヴなスタイルを引き継ぐのでしょうか?

「いや、そうはならないと思う。あれ(”The Odyssey”)は計画ずくで作ったものじゃないんだよ。たまたまあの方法で上手くいった、という感じだね。新作はよりキーボード志向の強いものになるかも知れないな。まだそうと決まったわけじゃないけど。僕達はまだ曲を書いてる段階なものでね。」

ではリリースの日程は未定だということですね?

「そうだね。」

個人的に新作が待ち遠しいです。去年はBlind Guardianと一緒にいるときにお会いしましたね。タバコを吸ってらっしゃいましたが。

「ありがとう。あれは素晴らしいツアーだったね。」

そうですね。Michael(Romeo)のアンプがぶっ壊れりしましたけどね。

「(笑)ああ、ほとんど忘れかけていたよ。」

インタビュー原文
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