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■Roland V-Synth impression by Jens Johansson, Jun 2006


Roland社の招きで秋葉原のローランドスタジオにV-Synthをチェックしに行ったとき、とてもこれを光栄に思ったんだけど少々懐疑的な心境だった。この数年電子楽器の進歩はちょっと行き詰まっているように感じていたからね。でも数時間かけてこのシンセを細かくチェックしてみると、これは僕にとってはかなり便利なものになると確信したんだ。

プレイしたとき最初に即座に強い印象を受けたのは、オールドファッションのアナログシンセ風のレイテンシーを持っていることだった。70年代の楽器に触れて育った人間には、この楽器はウォームでファジーな感覚を与えてくれる。

その後V-Synthに向かってさらに少し時間をかけて色々とプレイしてみると、すぐに夢中になっていることに気が付いたんだ!これまでにローランド社はコアウェーブ生成ユニットとオシレータの開発に相当力を入れてきた。一般アナログ波形と特殊アナログ波形に加え、ほとんど目に見えないプログラミングマジックがPCMオシレータに組み込まれているんだ。これはいわゆる”バリフレーズ”というものなんだけど、実際のところこの言葉はこの楽器に内蔵されているPCMオシレータの様々な可能性を良く表現できていないんだ。例えば1つのPCM発振モードでは、1つのPCMサンプルを広レンジにわたってトランスペアレントに使用できる、つまりフォルマントが自動的にシフトされることでサンプル音がその遷移とは無関係に等質に保たれる。残りのPCMモードはとても直感的で分かり易く、ループなんかに使える。どれも使えるものだ。どうにかね。

オシレータの後ろの残ったシグナルチェーンに関しても、実に斬新なアイディアがいくつか用いられている。僕のことをオジー・オズボーンのようにコウモリの頭を食いちぎったり、パイロやビールで脳ミソがイカれているようなメタル畑の人間だと思っている人がいるんだろうけど、実際には隅々まで調べつくすハッカー気質なんだ。このV-synthは非常に多くの可能性を秘めているから、ある意味ではハッカー向きの楽器だね。

周知の通り、”無限の可能性”とはたいてい”プログラム不能”と翻訳されるけど、ユーザーインターフェースの配置、特にタッチパネルを搭載するというアイディアがこの楽器を興味深いものにしているんだ。

通常ローランド社製品に搭載されている最終エフェクトセクションのアルゴリズムは非常に使いやすくて音質も良い。これは僕にとってはとても重要なもので、エフェクトの前に配置されるサウンドジェネレータよりも重要な場合もある。でも、これはほとんどのシンセメーカーが無視しがちなものなんだよね。

簡単に言えば、この先はこれを使い倒してやろうと思っているんだ。


インタビュー原文
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